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文献概要
今月の主題 内科医が診る睡眠障害 Q&A―睡眠についての疑問に答える
人間はどれくらい寝たらよいのか?
著者: 田ヶ谷浩邦1
所属機関: 1国立精神・神経センター武蔵病院臨床検査部睡眠障害検査室
ページ範囲:P.1362 - P.1362
文献購入ページに移動 「何時間眠ったらよいか?」という質問を患者さんからよく受ける.結論から言うと,「日中に居眠りが出ない程度に眠れば十分」ということになる.
日本人が眠るために床に就いている長さ(床上時間)は20~50歳代では約7時間で,男性では40歳代から,女性では50歳代から床上時間が延長しはじめ,70歳以上になると昼寝を含めた床上時間が8~9時間になる1).
日本人が眠るために床に就いている長さ(床上時間)は20~50歳代では約7時間で,男性では40歳代から,女性では50歳代から床上時間が延長しはじめ,70歳以上になると昼寝を含めた床上時間が8~9時間になる1).
参考文献
1)NHK放送文化研究所:日本人の生活時間・2000 NHK国民生活時間調査,日本放送出版協会,2002
2)財団法人健康・体力づくり事業財団:健康づくりに関する意識調査報告書,財団法人健康・体力づくり事業財団,1997
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