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文献概要
今月の主題 内科医が診る睡眠障害 Q&A―睡眠についての疑問に答える
部屋は暗くして寝たほうがよいか?
著者: 遠藤拓郎1 黒田摂子1
所属機関: 1スリープクリニック調布
ページ範囲:P.1364 - P.1364
文献購入ページに移動 回答は,「本人が恐怖心を覚えない範囲で,極力暗くしたほうがよい」です.
睡眠障害を考える場合,睡眠をとるタイミングを考える必要があります.ヒトの頭のなかには,およそ24時間のリズムを発振している体内時計があり,睡眠をとるタイミングはこの体内時計により強く制御されています.体内時計は,視床下部の視交叉上核にあり,そこでは時計遺伝子と呼ばれる遺伝子が多く発現しています.その制御機構のなかで一番重要だと考えられている物質がメラトニンと時計遺伝子です.
睡眠障害を考える場合,睡眠をとるタイミングを考える必要があります.ヒトの頭のなかには,およそ24時間のリズムを発振している体内時計があり,睡眠をとるタイミングはこの体内時計により強く制御されています.体内時計は,視床下部の視交叉上核にあり,そこでは時計遺伝子と呼ばれる遺伝子が多く発現しています.その制御機構のなかで一番重要だと考えられている物質がメラトニンと時計遺伝子です.
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