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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻7号

2007年07月発行

文献概要

今月の主題 内科医が診る睡眠障害 Q&A―睡眠についての疑問に答える

更年期によくみられる睡眠障害とは?

著者: 香坂雅子1

所属機関: 1石金病院

ページ範囲:P.1369 - P.1369

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 更年期にみられる睡眠障害,とくに不眠としては,更年期障害に伴うもの,うつ病,反応性の不安抑うつ状態,精神生理性不眠が考えられる.

 更年期(閉経を中心とした前後10年間)にエストロゲン欠乏に由来する血管運動神経症状に伴って不眠が認められることがある.ICSD(国際睡眠障害分類)初版では閉経時不眠症と定義され,ほてり・発汗を伴い,夜間の中途覚醒が頻回に出現することを特徴としている.睡眠ポリグラフィ所見では,総睡眠時間の短縮,入眠潜時の延長,中途覚醒の増加に加えて,レム睡眠の短縮,レム潜時の延長などが報告されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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