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文献概要
今月の主題 内科医が診る睡眠障害 Q&A―睡眠についての疑問に答える
閉塞型睡眠時無呼吸を生じやすい顔貌とは?
著者: 佐藤誠1
所属機関: 1筑波大学大学院人間総合科学研究科睡眠医学講座
ページ範囲:P.1370 - P.1370
文献購入ページに移動 肥満に対する感受性が高いアジア人は,肥満の程度が軽くても高血圧症や糖尿病などを発症することが知られている.閉塞型睡眠時無呼吸(OSAS)に関しても肥満に対する感受性が高く,わずかな体重増加でOSASを発症する患者が多いことが本邦の特徴である.
主として上顎骨と下顎骨によって形成される顔面頭蓋という硬組織の大きさと,舌や軟口蓋,脂肪などの軟部組織の量が,解剖学的な咽頭腔の大きさを決定する.したがって,硬組織である顔面頭蓋の大きさが正常であっても肥満などで軟部組織の量が増えると,咽頭腔は狭くなり,逆に軟部組織の量が正常であっても顔面頭蓋が小さければ,咽頭腔は狭くなる.
主として上顎骨と下顎骨によって形成される顔面頭蓋という硬組織の大きさと,舌や軟口蓋,脂肪などの軟部組織の量が,解剖学的な咽頭腔の大きさを決定する.したがって,硬組織である顔面頭蓋の大きさが正常であっても肥満などで軟部組織の量が増えると,咽頭腔は狭くなり,逆に軟部組織の量が正常であっても顔面頭蓋が小さければ,咽頭腔は狭くなる.
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