icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina44巻7号

2007年07月発行

文献概要

連載 外来研修医教育への招待・7

こんな場合はどうする? その3

著者: 鄭真徳1 川尻宏昭2

所属機関: 1佐久総合病院 総合診療科 2名古屋大学医学部附属病院 在宅管理医療部 地域医療センター

ページ範囲:P.1400 - P.1405

文献購入ページに移動
 前回・前々回と,初診外来を行ううえで重要な「軸」というキーワードを意識しつつ,それをいかに研修医に伝えてゆくか? ということを,ケースを用いた実際的な方法として示してきました.そしてこれまでに,「緊急性」と「緊急性は高くないが,見逃してはいけない」という2つの軸を提示してきました.多様な訴えをもつ患者さんを診なければならない初診外来において,これらの「軸」を意識することは,担当する医師にとって有用な考え方です.同時に,研修医の先生にもそのような考え方を身につけてもらうことは,外来研修の大きな目標の一つといえるでしょう.そしてこれを身につけることで,研修医の先生も,右往左往することが減るのではないでしょうか.それでは今回も「軸」を意識しながら,研修医教育の実際をみてみましょう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?