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今月の主題 動脈硬化のトータルマネジメント Editorial
動脈硬化の病態と臨床像
著者: 前村浩二1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院循環器内科
ページ範囲:P.1442 - P.1444
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●動脈硬化には内膜下に粥腫が蓄積する粥状動脈硬化と,小細動脈の壁が厚くなり内腔が狭くなる細動脈硬化がある.
●動脈硬化の主要な危険因子は高LDL血症,低HDL血症,加齢,糖尿病,高血圧,喫煙,家族歴である.
●動脈硬化は,環境因子に個々人の遺伝素因が相互作用した結果,発症する多因子疾患と考えられる.
●動脈硬化の形成の過程には炎症反応が重要であり,血清高感度CRP値は将来の心血管イベントの発生とよく相関する.
●動脈硬化には内膜下に粥腫が蓄積する粥状動脈硬化と,小細動脈の壁が厚くなり内腔が狭くなる細動脈硬化がある.
●動脈硬化の主要な危険因子は高LDL血症,低HDL血症,加齢,糖尿病,高血圧,喫煙,家族歴である.
●動脈硬化は,環境因子に個々人の遺伝素因が相互作用した結果,発症する多因子疾患と考えられる.
●動脈硬化の形成の過程には炎症反応が重要であり,血清高感度CRP値は将来の心血管イベントの発生とよく相関する.
参考文献
1)日本動脈学会(編):動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版.日本動脈硬化学会,2007
2)Hansson GK, et al:The immune response in atherosclerosis;a double-edged sword. Nat Rev Immunol 6:508-519, 2006
3)Ridker PM, et al:Comparison of C-reactive protein and low-density lipoprotein cholesterol levels in the prediction of first cardiovascular events. N Engl J Med 347:1557-1565, 2002
4)Napoli C, et al:Rethinking primary prevention of atherosclerosis-related diseases. Circulation 114:2517-2527, 2006
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