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文献概要
今月の主題 動脈硬化のトータルマネジメント 動脈硬化の検査法とリスク予測能
動脈硬化の画像診断―血管エコー
著者: 長束一行1
所属機関: 1国立循環器病センター内科脳血管部門
ページ範囲:P.1485 - P.1487
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●頸動脈エコー検査は,粥状硬化を初期の段階から評価する方法として,簡便ですぐれた方法である.
●内中膜厚(IMT)の肥厚は粥状硬化の初期変化として広く用いられており,動脈硬化の危険因子が存在すると肥厚する.
●IMTが肥厚していると将来心血管疾患が発症しやすい.
●IMTはスタチンの投与などで退縮することがある.
●頸動脈エコー検査は,粥状硬化を初期の段階から評価する方法として,簡便ですぐれた方法である.
●内中膜厚(IMT)の肥厚は粥状硬化の初期変化として広く用いられており,動脈硬化の危険因子が存在すると肥厚する.
●IMTが肥厚していると将来心血管疾患が発症しやすい.
●IMTはスタチンの投与などで退縮することがある.
参考文献
1)O'Leary DH, et al:Carotid-artery intima and media thickness as a risk factor for myocardial infarction and stroke in older adults;Cardiovascular health study collaborative research group. N Engl J Med 340:14-22,1999
2)Hodis HN, et al:Reduction in carotid arterial wall thickness using lovastatin and dietary therapy;A randomized controlled clinical trial. Ann Intern Med 124:548-556, 1996
3)Selzer RH, et al:Evaluation of computerized edge tracking for quantifying intima-media thickness of the common carotid artery from b-mode ultrasound images. Atherosclerosis. 111:1-11, 1994
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