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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻8号

2007年08月発行

文献概要

連載 外来研修医教育への招待・8

こんな場合はどうする? その4

著者: 鄭真徳1 川尻宏昭2

所属機関: 1佐久総合病院 総合診療科 2名古屋大学医学部附属病院 在宅管理医療部 地域医療センター

ページ範囲:P.1604 - P.1608

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 前回までの3回にわたって,外来研修指導の実際的な方法を示しながら,「緊急性」「緊急性は高くないが,見逃してはいけない」「頻度」という3つの軸を意識することの重要性をお話ししてきました.実際に多様な訴えをもつ患者さんに対応する初診外来では,患者さんの問題解決を解決するために,これらの「軸」を利用する価値があると思います.また,研修医の先生方に「軸」を意識した問題解決法を身につけてもらうことは,外来研修の大きな目標の1つです.

 しかし前回の症例では,今までご紹介した「軸を利用した問題解決法」を利用しても,初診時のみの診察では,患者さんの問題解決に至りませんでした.今回は,「フォローアップ(時間軸を利用)することでの問題解決」ということについて研修医のみなさんに学んでもらおうと思います.まずはケースのおさらいをした後,初診終了後の振り返りカンファレンスの様子をながめてみましょう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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