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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻9号

2007年09月発行

文献概要

今月の主題 消化器薬の使い方Update 今日の消化器治療薬

H2受容体拮抗薬

著者: 武田宏司1 浅香正博1

所属機関: 1北海道大学大学院医学研究科第三内科

ページ範囲:P.1648 - P.1652

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ポイント

●H2受容体拮抗薬は,ヒスタミンH2受容体を特異的に,競合的に阻害し,酸分泌を抑制する.

●H2受容体拮抗薬の酸分泌抑制効果は,特に夜間に強く認められる.

●H2受容体拮抗薬は,消化性潰瘍の初期治療および維持療法,胃食道逆流症,機能性ディスペプシアの治療に用いられている.

●長期投与においても重篤な副作用はきわめて少ないが,腎機能低下例では排泄遅延により副作用を惹起する可能性がある.

参考文献

1)浅香正博,千葉 勉(編):消化性潰瘍治療薬のすべて,先端医学社,1997
2)Soll AH:Pharmacology of antiulcer medications. UptoDate Ver15.1, 2007
3)Isenberg JI, et al:Acid-peptic disorders. Yamada T (ed):Textbook of gastroenterology, 2nd ed, JB Lippincott Company, pp1347-1430, 1999
4)Kahrilas PJ:Medical management of gastroesophageal reflux disease in adults. UptoDate Ver15.2, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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