文献詳細
文献概要
今月の主題 消化器薬の使い方Update 今日の消化器治療薬
便秘治療薬
著者: 谷口誠1
所属機関: 1三井記念病院消化器内科
ページ範囲:P.1662 - P.1664
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●病歴聴取の際は,既往歴,合併症,内服薬,食事内容,排便習慣,既往の腸検査結果などに注意する.
●下剤を使用する前に,必ず診察(直腸診を含む),X線検査などで器質的疾患の除外をする.
●下剤を処方する場合は,患者の病態,下剤の作用機序,副作用・禁忌を考慮し,少量から開始し,反応をみながら漸増する.
●便秘治療のエンドポイントは,腹部膨満などの症状改善である.
●病歴聴取の際は,既往歴,合併症,内服薬,食事内容,排便習慣,既往の腸検査結果などに注意する.
●下剤を使用する前に,必ず診察(直腸診を含む),X線検査などで器質的疾患の除外をする.
●下剤を処方する場合は,患者の病態,下剤の作用機序,副作用・禁忌を考慮し,少量から開始し,反応をみながら漸増する.
●便秘治療のエンドポイントは,腹部膨満などの症状改善である.
参考文献
1)伊藤由紀:下部消化管疾患治療薬.薬局 58:753-773,2007
2)水島 裕(編):今日の治療薬2007,pp748-755,南江堂,2007
3)鈴木孝良,他:代表的な便秘薬と対症療法の注意点.medicina 43:2038-2040,2006
4)福井チナミ,他:下剤.medicina 37:1757-1760,2000
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