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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻9号

2007年09月発行

文献概要

今月の主題 消化器薬の使い方Update 今日の消化器治療薬

膵疾患(急性膵炎・慢性膵炎)治療薬

著者: 丹藤雄介1 松橋有紀1 中村光男2

所属機関: 1弘前大学医学部附属病院内分泌・代謝・感染症内科 2弘前大学医学部保健学科病因・病態検査学講座

ページ範囲:P.1675 - P.1677

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ポイント

●急性膵炎では,絶飲食,補液,疼痛管理を確実に行ったうえで,薬物療法を検討する.

●蛋白分解酵素阻害薬の効果はエビデンスに乏しいが,経験的に広く使用されている.

●膵性消化吸収不良を治療するためには,保険適用を超える量の酵素薬投与も必要である.

参考文献

1)Pandol SJ, et al:Acute pancreatitis;Bench to the bedside. Gastroenterology 132:1127-1151, 2007
2)DiMagno MJ, DiMagno EP:Chronic pancreatitis. Curr Opin Gastroenterol 22:487-497, 2006
3)急性膵炎の診療ガイドライン第2版作成出版委員会(編):エビデンスに基づいた急性膵炎の診療ガイドライン,第2版,金原出版,2007
4)中村光男:臨床医のための膵性脂肪便の知識―栄養障害・消化吸収不良改善のために,医学図書出版,1997
5)中村光男,丹藤雄介:慢性膵炎における脂肪便の病態解析.日消会誌 97:1347-1354,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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