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今月の主題 消化器薬の使い方Update 今日の消化器治療薬
消化管内視鏡検査の前投薬・前処置薬
著者: 町田マキヨ1 佐竹儀治1
所属機関: 1田坂記念クリニック
ページ範囲:P.1678 - P.1681
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●前処置は,被検者の排便状況を含めた問診,腹部触診,その他の検査のうえで被検者ごとにきめ細かく決定すべきであって,安易にマニュアルに従えばいいというものではない.
●前処置を実施中に腹痛や嘔吐が出現した場合には,必ず診察のうえで前処置を続行するかどうか決定し,必要に応じた処置をとる.
●前投薬は優れた検査のためには必須であるが,使用する以上は被検者の観察を怠らず,呼吸抑制などが生じた場合には適切な処置をとる.
●前処置は,被検者の排便状況を含めた問診,腹部触診,その他の検査のうえで被検者ごとにきめ細かく決定すべきであって,安易にマニュアルに従えばいいというものではない.
●前処置を実施中に腹痛や嘔吐が出現した場合には,必ず診察のうえで前処置を続行するかどうか決定し,必要に応じた処置をとる.
●前投薬は優れた検査のためには必須であるが,使用する以上は被検者の観察を怠らず,呼吸抑制などが生じた場合には適切な処置をとる.
参考文献
1)川口 実:内視鏡ケア実践レポート―経口腸管洗浄剤「ニフレック」などによる腸管穿孔および腸閉塞に関する緊急安全性情報の発出について.総合消化器ケア 8:71-72,2003
2)佐竹儀治,町田マキヨ:内視鏡前処置の偶発症と対策.臨消内科 17:1151-1158,2002
3)清水貞利,他:下剤が誘因となった閉塞性大腸炎の1例.日外科連会誌 30:629-633,2005
4)Bell GD:Premedication and intravenous sedation for upper gastrointestinal endoscopy. Aliment Pharmacol Ther 4:103-122, 1990
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