icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina44巻9号

2007年09月発行

文献概要

今月の主題 消化器薬の使い方Update 消化器疾患の薬物治療

胃食道逆流症(GERD)

著者: 富田寿彦1 三輪洋人1

所属機関: 1兵庫医科大学上部消化管科

ページ範囲:P.1682 - P.1684

文献購入ページに移動
ポイント

●胃食道逆流症(GERD)とは,胃内容物が食道内に逆流し,身体的合併症や健康な生活を障害した状態を指している.

●GERDの初期治療には,従来のステップアップ療法よりプロトンポンプ阻害薬(PPI)が優れている.

●GERDの維持療法に関しても明らかにPPIのほうがH2受容体拮抗薬(H2RA)よりも優れた治療効果を示しており,費用対効果にも優れている.

参考文献

1)GERDガイドラインワークショップレポート2002,GERD研究会,2002
2)Vakil N, et al:The Montreal definition and classification of gastroesophageal reflux disease;A global evidence-based consensus. Am J Gastroenterol 101:1900-1920, 2006
3)Quigley EM:Non-erosive reflux disease;Part of the spectrum of gastro-esophageal reflux disease, a component of functional dyspepsia, or both? Eur J Gastroenterol Hepatol 13 (Suppl 1):S13-18, 2001
4)本多啓介,他:GERD治療における薬物療法の実際と効果.本郷道夫(編):GERD治療の新たなストラテジー―GERDの治療ストラテジーとその根拠,pp99-104,先端医学社,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?