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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻9号

2007年09月発行

文献概要

今月の主題 消化器薬の使い方Update 消化器疾患の薬物治療

炎症性腸疾患(IBD)

著者: 二階亮1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院消化器内科

ページ範囲:P.1700 - P.1702

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ポイント

●炎症性腸疾患(IBD)の標準的治療薬として,アミノサリチル酸薬・ステロイド薬・プリン拮抗薬が用いられている.

●ステロイド薬に緩解維持効果はないので,緩解期には漸減中止する必要がある.

●プリン拮抗薬はステロイド依存例に有効であるが,至適用量に大きな個人差がある.

参考文献

1)棟方昭博:潰瘍性大腸炎診断基準改訂案.厚生省特定疾患難治性炎症性腸管障害調査研究班平成9年度研究報告書,pp96-99,1998
2)棟方昭博:潰瘍性大腸炎の局所療法に関する研究―平成17年度治療指針改訂案を含めて.厚生労働省難治性炎症性腸管障害調査研究班平成17年度研究報告書,pp10-15,2006
3)難治性炎症性腸管障害調査研究班プロジェクト研究グループ:エビデンスとコンセンサスを統合した潰瘍性大腸炎の診療ガイドライン,2006
4)飯田三雄:クローン病の薬物療法に関する研究―治療指針改訂案(2006).厚生労働省難治性炎症性腸管障害調査研究班平成17年度研究報告書,pp23-28,2006
5)Carter MJ, et al:Guidelines for the management of inflammatory bowel disease in adults. Gut 53(Suppl V):v1-v16, 2004
6)Rubin DT, et al:Aminosalicylate therapy in the prevention of dysplasia and colorectal cancer in ulcerative colitis. Clin Gastroenterol Hepatol 4:1346-1350, 2006
7)Kane S, Hanauer S:Fertility and pregnancy. Sartor RB, Sandborn WJ (eds):Kirsner's Inflammaory Bowel Diseases, 6th ed, pp333-339, WB Saunders, Philadelphia, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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