文献詳細
文献概要
今月の主題 消化器薬の使い方Update 消化器疾患の薬物治療
B型肝炎
著者: 高橋祥一1 茶山一彰1
所属機関: 1広島大学大学院分子病態制御内科学
ページ範囲:P.1707 - P.1709
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●B型急性肝炎に対しては,重症,劇症化例でなければ,抗ウイルス薬,肝庇護薬を投与せず,B型肝炎ウイルスの自然排除を待つ.
●B型慢性肝炎は若年,非進行例ではインターフェロン治療,中高年,肝炎進行例ではエンテカビル投与が第一選択となる.
●B型急性肝炎に対しては,重症,劇症化例でなければ,抗ウイルス薬,肝庇護薬を投与せず,B型肝炎ウイルスの自然排除を待つ.
●B型慢性肝炎は若年,非進行例ではインターフェロン治療,中高年,肝炎進行例ではエンテカビル投与が第一選択となる.
参考文献
1)熊田博光:B型及びC型肝炎ウイルスの感染者に対する治療の標準化に関する臨床的研究,熊田博光(主任研究者):B型及びC型肝炎ウイルスの感染者に対する治療の標準化に関する臨床的研究 平成16年度~平成18年度 総括・分担研究報告書,pp3-18,厚生労働省科学研究費補助金 肝炎等克服緊急対策研究事業(肝炎分野),2007
2)Janssen HLA, et al:Pegylated interferon alfa-2b alone or in combination with lamivudine for HBeAg-positive chornic hepatitis B;A randomized trial. Lancet 365:123-129, 2005
3)Chang TT, et al:A comparison of entecavir and lamivudine for HBeAg-positive chronic hepatitis B. N Engl J Med 354:1001-1010, 2006
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