icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina45巻1号

2008年01月発行

文献概要

今月の主題 プライマリケア医が主役―膠原病・関節リウマチの早期診断・早期治療 膠原病を見逃さないための日常診療 再診で膠原病を見逃さない

いつもの検査から膠原病を疑う

著者: 金城紀与史1

所属機関: 1手稲渓仁会病院総合内科

ページ範囲:P.34 - P.37

文献購入ページに移動
ポイント

●リウマチ・膠原病でCRPやESRが上昇することが多いが,これに頼りすぎると診断をミスすることがある.

●抗リン脂質抗体症候群では血小板減少やaPTT延長がみられることがあるが,症状は血栓塞栓症である.

●喘息でステロイド内服・点滴を頻回に必要とする状態になって好酸球数が上昇した場合には,ABPAとCSSを考える.

●血尿で糸球体病変を示唆する所見は,赤血球の変形と赤血球円柱である.

●蛋白尿の定量には尿蛋白/クレアチニン比を用いるのが簡便である.

参考文献

1)Keeling DM, Isenberg DA:Haematological manifestations of systemic lupus erythematosus;Blood Reviews, pp.199-207, 1993
2)Harris E:Kelley's Textbook of Rheumatology 7th ed, WB Saunders, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら