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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻1号

2008年01月発行

文献概要

今月の主題 プライマリケア医が主役―膠原病・関節リウマチの早期診断・早期治療 膠原病を疑ったときの診断の進め方 膠原病に焦点をあてた身体所見の取り方

膠原病に特徴的な皮膚所見―指先から始めよう

著者: 衛藤光1

所属機関: 1聖路加国際病院皮膚科

ページ範囲:P.44 - P.47

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ポイント

●全身性エリテマトーデス(SLE)では,手指に多彩な紅斑がみられる.

●全身性強皮症(SSc)では,Raynaud症状,手指の腫脹,皮膚硬化,爪上皮の延長,爪上皮出血点(NFB)がみられる.

●皮膚筋炎(DM)では,関節背面の角化性または萎縮性紅斑,爪囲紅斑,NFBがみられる.

●Sjögren症候群(SjS)では,凍瘡様紅斑がみられる.

●混合性結合組織病(MCTD)では,Raynaud症状,手指の腫脹,NFBがみられる.

参考文献

1)衛藤 光,他:SLEの皮膚症状の統計.皮膚病診療 18:543-547,1996
2)衛藤 光:エリテマトーデス皮疹のみかた.MB Derm 5:1-7,1997
3)Stahl NI, Klippel JH, Decker JL:A cutaneous lesions associated with myositis. Ann Intern Med 91:577-579, 1979
4)Sato S, et al:Diagnostic significance of nailfold bleeding in scleroderma spectrum disorders. J Am Acad Dermatol 28:198-203, 1993

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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