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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻1号

2008年01月発行

今月の主題 プライマリケア医が主役―膠原病・関節リウマチの早期診断・早期治療

内科医としての関節リウマチ治療戦略

抗リウマチ薬の早期開始と内科医としての治療戦略―non-erosive era

著者: 岡田正人1

所属機関: 1聖路加国際病院アレルギー・膠原病科

ページ範囲:P.90 - P.93

文献概要

ポイント

●早期リウマチの多くは分類基準を満たさず,リウマチ因子も20%以上で陰性.

●骨びらんの存在,リウマチ因子陽性,CRP高値などは関節破壊進行の危険因子である.

●診断が確定すれば,抗リウマチ薬をできる限り早期に導入することが望ましい.

●治療計画は,3カ月ごとに効果,副作用,QOL,合併疾患を考慮し,調整する.

●薬物治療の進歩により多くの症例で関節炎をコントロールし,骨びらんを予防できる.

参考文献

1)B Combe B, et al:EULAR recommendations for the management of early arthritis. Ann Rheum Dis 66:34-45, 2007
2)Scott DI, et al:Tumor necrosis factor inhibitors for rheumatoid arthritis. N Engl J Med 355:704-712, 2006
3)岡田正人:III. 主な薬剤性肺障害 2. リウマチ・膠原病疾患.日内会誌 96:1117-1122,2007
4)岡田正人:内科医の関節リウマチ診療.東京内科医会会誌 22:166-170,2007
5)岡田正人:プライマリーケア外来における急性・慢性関節炎・関節痛の診断の進め方.medicina 37:1466-1471,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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