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今月の主題 プライマリケア医が主役―膠原病・関節リウマチの早期診断・早期治療 膠原病の診断,治療開始とフォローの実際
全身性エリテマトーデス
著者: 岡田正人1
所属機関: 1聖路加国際病院アレルギー・膠原病科
ページ範囲:P.104 - P.107
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●発熱,多関節痛,原因不明の遷延性炎症疾患では,全身性エリテマトーデス(SLE)を鑑別診断に挙げる.
●診断には,問診と身体所見,血算,尿検査などの基本的検査をまず行う.
●抗核抗体陰性では,SLEをほぼ除外,陽性は非特異的で抗体価も活動性を反映しない.
●CRP上昇は漿膜炎などで上昇することはあるが,一般に感染症をより強く示唆する.
●補体,血球数,血沈,蛋白尿,抗dsDNA抗体などが活動性を反映することがある.
●発熱,多関節痛,原因不明の遷延性炎症疾患では,全身性エリテマトーデス(SLE)を鑑別診断に挙げる.
●診断には,問診と身体所見,血算,尿検査などの基本的検査をまず行う.
●抗核抗体陰性では,SLEをほぼ除外,陽性は非特異的で抗体価も活動性を反映しない.
●CRP上昇は漿膜炎などで上昇することはあるが,一般に感染症をより強く示唆する.
●補体,血球数,血沈,蛋白尿,抗dsDNA抗体などが活動性を反映することがある.
参考文献
1)Tan EM, et al:The 1982 revised criteria for the classification of systemic lupus erythematosus. Arthritis Rheum 25:1271-1277, 1982
2)岡田正人:ループス腎炎の治療は何を選択すべきか.medicina 35:2169-2171,1998
3)Waldman M, et al:Update on the treatment of lupus nephritis. Kidney International 70:1403-1412, 2006
4)Dooley MS, et al:Newer Therapeutic Approaches for Systemic Lupus Erythematosus;Immunosuppressive Agents. Rheum Dis Clin N Am 32:91-102, 2006
5)Bertsias GK, et al:EULAR recommendations for the management of Systemic Lupus Erythematosus (SLE). Ann Rheum Dis doi:10.1136/ard.2007.070367, 2007
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