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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻1号

2008年01月発行

文献概要

今月の主題 プライマリケア医が主役―膠原病・関節リウマチの早期診断・早期治療 膠原病の診断,治療開始とフォローの実際

ANCA関連血管炎

著者: 池ノ谷紘平1 蓑田清次1

所属機関: 1自治医科大学アレルギー・リウマチ科

ページ範囲:P.134 - P.137

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ポイント

●Wegener肉芽腫症(WG),アレルギー性肉芽腫性血管炎(AGA),顕微鏡的多発血管炎(MPA)は,ANCA陽性となることが多く,ANCA関連血管炎と総称される.

●WGではC-ANCA,AGA・MPAではP-ANCAが高率に陽性となる.

●WGは上気道・肺・腎を中心に障害する全身性血管炎である.

●AGAは喘息症状・好酸球増多が先行した後,血管炎による症状が出現する.

●MPAは急速進行性腎炎と間質性肺炎・肺出血が特徴である.

参考文献

1)Jennete JC, et al:Nomenclature of systemic vasculitides. Proposal of an International Consensus Conference. Arthritis Rheum 37:187-192, 1994
2)Up To Date. 15.2:Clinical manifestations and diagnosis of Wegener's granulomatosis and microscopic polyangiitis
3)Up To Date. 15.2:Churg-Strauss syndrome(allergic granulomatosis and angiitis)
4)難治性血管炎の診療マニュアル.厚生科学研究特定疾患対策研究事業 難治性血管炎に関する調査研究班(班長:橋本博史),2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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