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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻10号

2008年10月発行

文献概要

今月の主題 内科の基本 肺炎をきわめる 肺炎診療の基本

市中肺炎ガイドラインの長所・短所―Q. ガイドラインをそのまま用いてよいのか?

著者: 細川直登1

所属機関: 1亀田総合病院臨床検査科

ページ範囲:P.1754 - P.1757

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ポイント

●ガイドラインは,臨床的アウトカム改善のために現場に合わせて導入すべきである.

●施設ごとの起炎菌や感受性パターンなど,ローカルファクターを把握することが重要である.

●CURB-65などの指標を用い,外来,入院,ICUのどこで治療するかを決める.

●血液培養,喀痰のグラム染色と培養など病原微生物を同定する努力をする.

●cookbook medicineにならないように注意する.

参考文献

1)Mandell LA, et al:Infectious Diseases Society of America/American Thoracic Society consensus guidelines on the management of community-acquired pneumonia in adults. Clin Infect Dis 44:S27-72, 2007
activity of the ketolide, telithromycin. J Antimicrob Chemother 50:25-37, 2002
in pediatric patients with community-acquired pneumonia. Antimicrob Agents Chemother 52:348-350, 2008
resistance, antibiotics administered, and clinical outcome. Clin Infect Dis 37(2):230-237, 2003
5)IDSA news. Vol. 18, No. 4, April 2008(http://www.idsociety.org/newsArticle.aspx?id=11010
6)樋口多恵子・他:高齢者市中肺炎の重症度分類と予後予測.日老医誌 44:483-489,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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