文献詳細
文献概要
今月の主題 内科の基本 肺炎をきわめる 市中肺炎
肺炎の治療がうまくいかない!どうしよう?
著者: 蛭子洋介1
所属機関: 1亀田総合病院総合診療・感染症科
ページ範囲:P.1804 - P.1808
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●肺炎の治療をはじめた場合,どのような経過で改善するかを理解することが必要.
●改善が認められないときは肺炎の診断にこだわらず,診断が本当にあっているか,あるいはほかの原因がないかを検討する.
●抗菌薬の変更を考慮する前に,原因菌,抗菌薬の種類,その投与量と投与経路を確認し,十分な治療がされているかを確認しておく.安易に広域スペクトラムのものを用いない.
●肺炎の治療をはじめた場合,どのような経過で改善するかを理解することが必要.
●改善が認められないときは肺炎の診断にこだわらず,診断が本当にあっているか,あるいはほかの原因がないかを検討する.
●抗菌薬の変更を考慮する前に,原因菌,抗菌薬の種類,その投与量と投与経路を確認し,十分な治療がされているかを確認しておく.安易に広域スペクトラムのものを用いない.
参考文献
1)Infectious Disease Society of America/American Thoracic Society Consensus Guidelines on the Management of Community-acquired pneumonia in Adult CID 44:S27-72, 2007
2)Harrison's principles of Internal Medicine 17th ed, McGraw-Hill, 2008
3)河野 茂(監修):IDSA/ATS成人市中肺炎管理ガイドライン,医学書院,2007
4)青木 眞:レジデントのための感染症診療マニュアル第2版,医学書院,2008
5)岩田健太郎:抗菌薬の考え方・使い方 ver2,中外医薬社,2006
6)Up To Date 2008, "Nonresolving pneumonia"
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