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今月の主題 内科の基本 肺炎をきわめる 院内肺炎・人工呼吸器関連肺炎・医療機関関連肺炎
実は奥が深いHAP・VAP・HCAPの診断
著者: 福永真由子1
所属機関: 1ベス・イスラエル・メディカルセンター 呼吸器・集中治療部
ページ範囲:P.1810 - P.1814
文献購入ページに移動●HCAPは入院はしていないが,何らかの形で医療機関にかかわる患者に生じる肺炎である.
●HACPはCAPに比べ,耐性菌によることが多い.
●耐性菌による肺炎を生じるリスクファクターとしては,長期療養施設への入居,肺炎発症前の入院,通院,透析などが挙げられる.
●HAPの起因菌として,緑膿菌,大腸菌,クレブシエラ,アシネトバクターなどの好気性グラム陰性桿菌が最も頻繁に認められる.
●VAPの起因菌特定法としては,BAL,PSB,mini-BAL,気管内吸引喀痰の培養がある.
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