icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina45巻11号

2008年11月発行

文献概要

今月の主題 浮腫をどう診るか 浮腫の部位別の鑑別診断

上肢に浮腫をみたら何を考えるか

著者: 廣田彰男1

所属機関: 1広田内科クリニック

ページ範囲:P.1965 - P.1967

文献購入ページに移動
ポイント

●上肢の浮腫はリンパ管や静脈への直接の障害が関与する局所性浮腫が多い.

●リンパ浮腫や上大静脈症候群が重要な疾患として挙げられる.

●その他,Stewart-Treves症候群,Paget-Shroetter症候群,Klippel-Trenaunay-Weber症候群,区画症候群,炎症性浮腫などがある.

●全身性浮腫に伴う多くの上肢浮腫は多くは起立により軽減するが,甲状腺低下症など軽減しにくいものもある.

参考文献

1)北畠 顕,島本和明(編):浮腫.医薬ジャーナル社,2002
2)Staub NC, Taylor AE:Edema, Raven Press, 1984
3)廣田彰男:リンパ管疾患.高久史麿・他(監):新臨床内科学,pp619-623,医学書院,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?