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文献概要
今月の主題 浮腫をどう診るか 浮腫の部位別の鑑別診断
上肢に浮腫をみたら何を考えるか
著者: 廣田彰男1
所属機関: 1広田内科クリニック
ページ範囲:P.1965 - P.1967
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●上肢の浮腫はリンパ管や静脈への直接の障害が関与する局所性浮腫が多い.
●リンパ浮腫や上大静脈症候群が重要な疾患として挙げられる.
●その他,Stewart-Treves症候群,Paget-Shroetter症候群,Klippel-Trenaunay-Weber症候群,区画症候群,炎症性浮腫などがある.
●全身性浮腫に伴う多くの上肢浮腫は多くは起立により軽減するが,甲状腺低下症など軽減しにくいものもある.
●上肢の浮腫はリンパ管や静脈への直接の障害が関与する局所性浮腫が多い.
●リンパ浮腫や上大静脈症候群が重要な疾患として挙げられる.
●その他,Stewart-Treves症候群,Paget-Shroetter症候群,Klippel-Trenaunay-Weber症候群,区画症候群,炎症性浮腫などがある.
●全身性浮腫に伴う多くの上肢浮腫は多くは起立により軽減するが,甲状腺低下症など軽減しにくいものもある.
参考文献
1)北畠 顕,島本和明(編):浮腫.医薬ジャーナル社,2002
2)Staub NC, Taylor AE:Edema, Raven Press, 1984
3)廣田彰男:リンパ管疾患.高久史麿・他(監):新臨床内科学,pp619-623,医学書院,2002
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