文献詳細
文献概要
今月の主題 浮腫をどう診るか さまざまな臨床各分野における浮腫
腎疾患からくる浮腫をどう診るか
著者: 須藤博1
所属機関: 1大船中央病院内科
ページ範囲:P.1977 - P.1980
文献購入ページに移動ポイント
●浮腫は組織間液の過剰で,その主な病態はNa再吸収の亢進(排泄障害)である.
●診察上明らかな全身性浮腫では,体重は4~5kg増加している.
●尿沈渣異常は,ネフローゼ型,腎炎型,慢性腎不全型の3パターンで考える.
●pit recovery time(PRT)はベッドサイドで浮腫の鑑別に有用である.
●浮腫は組織間液の過剰で,その主な病態はNa再吸収の亢進(排泄障害)である.
●診察上明らかな全身性浮腫では,体重は4~5kg増加している.
●尿沈渣異常は,ネフローゼ型,腎炎型,慢性腎不全型の3パターンで考える.
●pit recovery time(PRT)はベッドサイドで浮腫の鑑別に有用である.
参考文献
1)Rose BD:Approach to the adult with edema. UpToDate 16.2, 2008
2)Rose BD:Differential diagnosis of glomerular disease. UpToDate 16.2,2008
3)Kurtzman NA:Nephritic edema. Semin Nephrol 21:257-261, 2001
4)Orient JM, Sapira JD:Sapira's Art & Sience of Bedside Diagnosis. 3rd ed, p.491, Lippincott Williams & Wilkins, 2005
掲載誌情報