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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻11号

2008年11月発行

文献概要

今月の主題 浮腫をどう診るか さまざまな臨床各分野における浮腫

栄養障害・低蛋白血症に伴う浮腫をどう診るか

著者: 松橋有紀1 丹藤雄介1 中村光男2

所属機関: 1弘前大学医学部内分泌・代謝・感染症内科 2弘前大学医学部保健学科

ページ範囲:P.2024 - P.2027

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ポイント

●血中栄養指標(血清総蛋白濃度,血清アルブミン濃度,血清総コレステロール濃度)を用い,栄養状態を評価する.

●食事摂取量が低下している場合,その原因を検索するが,うつ病や神経性食思不振症も原因となりうる.

●食事摂取量が十分であるのに低栄養状態にある場合,吸収不良症候群や蛋白漏出性胃腸症も鑑別に入れる.

参考文献

1)Braunwald E, Loscalzo J:Chapter 36 Edema, Fauci AS, et al:Harrison's Principles of Internal Medicine 17th ed, pp231-236, McGraw-Hill, 2008
2)丹藤雄介,中村光男:吸収不良症候群,戸田剛太郎・他(編):消化器疾患最新の治療2003-2004,pp197-200,南江堂,2003
3)村上 宏・他:高齢者における蛋白漏出性胃腸症の臨床的検討.老年消化器病 14:41-46,2002
4)Calloway DH, Specter H:Nitrogen balance as related to caloric and protein intake in active young men. Am J Clin Nutr 2:405-412, 1954
5)日本静脈・経腸栄養研究会:静脈・経腸栄養ガイドライン,へるす出版,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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