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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻11号

2008年11月発行

文献概要

今月の主題 浮腫をどう診るか 診断に迷う病態・頭のすみに置きたい疾患

薬剤・中毒に伴う浮腫

著者: 鍋島邦浩1 比企能之1

所属機関: 1藤田保健衛生大学腎内科

ページ範囲:P.2032 - P.2035

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ポイント

●薬剤性あるいは中毒性の浮腫の診断の第一歩は,まず疑うことが重要である.

●病歴では使用薬剤をしっかり把握することは当然であるが,基礎に心・腎・肝疾患といった,浮腫をきたすリスクの高い疾患の存在や,アレルギー歴の有無も把握する.

●薬剤性と判明した場合,その薬剤の中止,あるいは減量が原則であるが,それが無理な場合は,浮腫をきたした病態生理を踏まえて対応を考える

参考文献

1)Powell AA, et al:Peripheral edema. Am Fam Physician 55:1721-1726, 1997
2)海津嘉蔵,阿部雅紀:薬剤による浮腫.日本臨牀 63:102-106,2005
3)Karalliedde J, et al:Effect of various diuretic treatment on rosiglitazone-induced fluid retention. J Am Soc Nephrol 17:3482-3490, 2006
4)高田裕子,吉田俊治:中毒・アレルギー・炎症性浮腫.日本臨牀 63:113-116,2005
5)杉本 侃(編):図説救急医学講座第6巻,中毒,メジカルレビュー社,1990
6)Das M, et al:Clinicoepidemiological, toxicological, and safety evaluation studies on argemone oil. Crit Rev Toxicol 27:273-297, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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