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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻11号

2008年11月発行

文献概要

今月の主題 浮腫をどう診るか 浮腫の治療をめぐる話題

浮腫治療におけるアルブミン製剤の功罪

著者: 青木明日香1 菊地勘2 新田孝作2

所属機関: 1東京労災病院腎臓代謝内科 2東京女子医科大学病院第四内科

ページ範囲:P.2060 - P.2062

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ポイント

●アルブミン製剤と利尿剤の併用で利尿効果が期待される.

●アルブミン製剤の投与は対症療法にすぎず,原疾患の治療が優先される.

●ネフローゼ症候群の低アルブミン血症では原則として使用しない.

●低アルブミン血症の急激な補正で心不全,肺水腫を誘発する場合がある.

参考文献

1)財団法人血液調査機構(編):血液製剤の使用基準.冊子──血液製剤の使用にあたって,pp2-22,薬業時報社,1999
2)Chalasani N, et al:Effect of albumin/furosemide mixtures on responses to furosemide in hypoalubuminemic patients, J Am Soc Nephrol 12:1010-1016, 2001
3)Yoshimura A, et al:Aggravation of minimal change nephritic syndrome by administration of human alubumin. Clin Nephrol 37:109-114, 1992

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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