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今月の主題 浮腫をどう診るか 浮腫の治療をめぐる話題
浮腫性疾患における体外循環療法の応用
著者: 緒方浩顕1 山本真寛1
所属機関: 1昭和大学横浜市北部病院内科
ページ範囲:P.2063 - P.2065
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●薬剤治療抵抗性の浮腫では体外循環を用いた治療が有効である.
●低左心機能やうっ血性心不全を伴う症例ではECUMが有効である.
●肝硬変による大量腹水貯留症例では腹水濃縮療法により,アルブミン製剤の使用を節減できる.
●難治性ネフローゼ症候群では,LDL吸着により治療抵抗性の改善が期待できる.
●薬剤治療抵抗性の浮腫では体外循環を用いた治療が有効である.
●低左心機能やうっ血性心不全を伴う症例ではECUMが有効である.
●肝硬変による大量腹水貯留症例では腹水濃縮療法により,アルブミン製剤の使用を節減できる.
●難治性ネフローゼ症候群では,LDL吸着により治療抵抗性の改善が期待できる.
参考文献
1)渡辺 励:浮腫 a. 肝疾患を合併した場合,飯野靖彦・他(編):腎疾患・透析最新の治療2008-2010,pp67-68,南江堂,2008
2)Graziotto A, et al:Reperfusion of concentrated ascitic fluid versus total paracentesis. A randomized prospective trial. Dig Dis Sci 42:1708-1714, 1997
3)Muso E, et al:Low density lipoprotein apheresis therapy for steroid-resistant nephrotic syndrome;Kansai-FGS-Apheresis Treatment (K-FLAT) Study Group. Kidney Int 71:S122-S125, 1999
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