文献詳細
文献概要
今月の主題 末梢血検査異常 何を考え,どう対応するか 血液疾患にみられる症候
貧血
著者: 今井康文1
所属機関: 1青梅市立総合病院臨床検査科
ページ範囲:P.2129 - P.2132
文献購入ページに移動ポイント
●貧血自体の診断は,症候や一般検査値から比較的容易であるが,そのなかから原因病態,疾患の鑑別につながる事項を判断していくことが重要である.
●貧血の鑑別診断初期のポイントは,末梢血検査のなかでは赤血球指数(MCV,MCH,MCHC)と網状赤血球絶対数(Ret)である.
●貧血の診療では,赤血球,白血球,血小板の数値だけでなく,分画,形態にも注意を払う.
●貧血自体の診断は,症候や一般検査値から比較的容易であるが,そのなかから原因病態,疾患の鑑別につながる事項を判断していくことが重要である.
●貧血の鑑別診断初期のポイントは,末梢血検査のなかでは赤血球指数(MCV,MCH,MCHC)と網状赤血球絶対数(Ret)である.
●貧血の診療では,赤血球,白血球,血小板の数値だけでなく,分画,形態にも注意を払う.
参考文献
1)溝口秀昭:貧血.溝口秀昭(編):血液内科診療ハンドブック,改訂第2版,pp17-23,南江堂,2005
2)奈良信雄:貧血.福井次矢,奈良信雄(編):内科診断学[CD-ROM付],第2版,pp366-371,医学書院,2008
3)浦部晶夫:貧血.浅野茂隆,池田康夫,内山 卓(監修):三輪血液病学,第3版,pp952-960,文光堂,2006
掲載誌情報