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今月の主題 末梢血検査異常 何を考え,どう対応するか 血液疾患にみられる症候
出血傾向
著者: 石田明1 半田誠2
所属機関: 1国家公務員共済組合連合会立川病院内科 2慶應義塾大学病院輸血・細胞療法部
ページ範囲:P.2133 - P.2135
文献購入ページに移動●止血機構の破綻によって起こる易出血性変化を出血傾向という.内科診療の目標は,出血傾向のある患者を高感度で抽出できること,そして病態と重症度(緊急性)を正しく判断し,専門医に相談するタイミングを逃さないことである.
●出血傾向の診療のポイントは,易出血性,止血遷延,全身性の3点である.
●出血傾向の身体学的所見には,紫斑(点状出血,斑状出血),粘膜出血(鼻出血,消化管出血),深部出血(関節内出血,筋肉内出血),後出血などがある.
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