文献詳細
文献概要
今月の主題 末梢血検査異常 何を考え,どう対応するか 血液疾患にみられる症候
リンパ節腫大
著者: 室橋郁生1
所属機関: 1埼玉県立大学保健医療福祉学部健康開発学科
ページ範囲:P.2140 - P.2144
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●臨床の現場で,リンパ節腫大の原因のおおよその推測が可能である.
●成人の無痛性,弾性硬,石様硬のリンパ節腫大で,最大径が1.5~2.0cmのリンパ節腫大はリンパ節生検の適応となる.
●特別の場合を除いて,抗生物質や副腎皮質ステロイドを投与して反応をみるtherapeutic trialを行ってはならない.
●臨床の現場で,リンパ節腫大の原因のおおよその推測が可能である.
●成人の無痛性,弾性硬,石様硬のリンパ節腫大で,最大径が1.5~2.0cmのリンパ節腫大はリンパ節生検の適応となる.
●特別の場合を除いて,抗生物質や副腎皮質ステロイドを投与して反応をみるtherapeutic trialを行ってはならない.
参考文献
1)McCurley TL, Greer JP:Diagnostic approach to malignant and nonmalignant disorders of the phagocytic and immune systems. Greer JP, et al(eds):Wintrobe's Clinical Hematology, 11th ed, pp1261-1775, Lippincott Williams & Wilkins, 2004
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