medicina45巻12号

2008年12月発行

今月の主題 末梢血検査異常　何を考え，どう対応するか 血液疾患へのアプローチ 【赤血球系の異常】

赤血球の形態異常

著者： 辻岡貴之¹ 通山薫¹

所属機関： ¹川崎医科大学検査診断学

ページ範囲：P.2193 - P.2195

ポイント

●赤血球形態の確認は血液疾患診断の重要な検査の一つである．

●正確な形態診断を行うためには，よい標本を作製することが重要である．

●赤血球の形態異常は血液疾患のみならず，他疾患の診断についても有用な手がかりとなる．

参考文献

1)小松則夫：赤血球形態．中井利昭，他(編)：検査値のみかた，pp402-405，中外医学社，2006

2)三輪史朗，渡辺陽之輔：血液細胞アトラス，第4版，文光堂，1994

3)古澤新平，磯部淳一：血液塗抹普通染色標本の観察．菅野剛史，松田信義(編)：血液検査学，pp128-132，医学書院，2006

4)三ツ橋雄之：臨床血液検査．金井正光，奥村伸生(編)：臨床検査法提要，pp300-303，金原出版，2004

5)日本検査血液学会ホームページ(URL http://www.jslh.com/)