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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻12号

2008年12月発行

文献概要

今月の主題 末梢血検査異常 何を考え,どう対応するか 血液疾患へのアプローチ 【白血球系の異常】

白血球数の増加

著者: 青木定夫1

所属機関: 1新潟大学保健管理センター・血液内科

ページ範囲:P.2202 - P.2205

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ポイント

●白血球増多をみた場合には,その絶対数と白血球分画の確認が重要である.

●明らかな基礎疾患のある場合は類白血病反応と呼ばれ,基礎疾患の治療が重要である.

●原因が明らかでない場合も,多くの場合は血液疾患である可能性は高くないので,再検査などで経過を確認する.

●比較的高度の白血球増多(15,000/μl以上)をみた場合や,軽度であっても出血や貧血などの症状が伴う場合は,専門医への紹介が必要である.

●白血球増多の鑑別には,形態,表面マーカー,染色体,遺伝子検査などが有用である.

参考文献

1)Lichtman MA, et al:Williams Hematology, 7th ed, McGraw-Hill, New York, 2006
2)橋本 亮,他:白血球増加症.日内会誌 96:1352-1356,2007
3)青木定夫:慢性リンパ性白血病―最新の知見.臨床血液 48:1378-1387,2007
4)瀧澤 淳,他:高齢者の慢性リンパ性白血病と慢性骨髄性白血病.血液フロンティア 15:1489-1498,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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