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今月の主題 末梢血検査異常 何を考え,どう対応するか 血液疾患へのアプローチ 【白血球系の異常】
白血球数の増加
著者: 青木定夫1
所属機関: 1新潟大学保健管理センター・血液内科
ページ範囲:P.2202 - P.2205
文献購入ページに移動●白血球増多をみた場合には,その絶対数と白血球分画の確認が重要である.
●明らかな基礎疾患のある場合は類白血病反応と呼ばれ,基礎疾患の治療が重要である.
●原因が明らかでない場合も,多くの場合は血液疾患である可能性は高くないので,再検査などで経過を確認する.
●比較的高度の白血球増多(15,000/μl以上)をみた場合や,軽度であっても出血や貧血などの症状が伴う場合は,専門医への紹介が必要である.
●白血球増多の鑑別には,形態,表面マーカー,染色体,遺伝子検査などが有用である.
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