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文献概要
今月の主題 末梢血検査異常 何を考え,どう対応するか 血液疾患へのアプローチ 【白血球系の異常】
白血球の形態異常
著者: 石川隆之1
所属機関: 1京都大学医学部血液・腫瘍内科学
ページ範囲:P.2214 - P.2217
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●血球数の異常を伴う白血球の形態異常には注意が必要である.
●血液疾患との関連は,細胞質の異常よりも核の異常があるときに強い.
●血球比率の異常は血液疾患によらないことが多い.
●日和見感染や出血症状を伴った白血球形態異常症は速やかに血液専門医に相談する.
●血球数の異常を伴う白血球の形態異常には注意が必要である.
●血液疾患との関連は,細胞質の異常よりも核の異常があるときに強い.
●血球比率の異常は血液疾患によらないことが多い.
●日和見感染や出血症状を伴った白血球形態異常症は速やかに血液専門医に相談する.
参考文献
1)Brunning RD, et al:Myelodysplastic syndrome. Jaffe ES, et al (eds):WHO Classification;Tumours of haematopoietic and lymphoid tissues, pp61-74, IARC Press, Lyon, 2001
2)朝長万左男,他:MDS診断の標準化.日検血会誌 3:302-326, 2002
3)Gross TG:Infectious mononucleosis and other Epstein-Barr virus-related disorders. Greer JP, et al (eds);Wintrobe's Clinical Hematology, 11th ed, Lippincott Williams & Wilkins, Philadelphia, 2004
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