文献詳細
書評
文献概要
臨床腫瘍学に関する情報も湯水のごとく存在しており,authorizeされたguidelineやrecommendationなどを含めてほとんどの情報をonlineで入手することが可能である.しかし,実地医療の現場においては,それぞれを別個に検索し入手しているのでは,診療のスピードについていけない.やはり,基本的な事項については,ある程度まとまったマニュアルが必要である.しかも,実臨床での利用が容易であるためには,ポケット版という携帯性も重要である.そこにも執筆者の配慮が感じられるが,本書はタイトルにも示されているように,対象読者はレジデントであるが,シニアレジデントが中心になって執筆しているのであるから,それももっともなことである.
このようなガイドライン的なものは,2~3年ごとの定期的な改訂が求められる.本書は,第4版であり,10年間に4版を重ねているということは,まさに,それを実践しているといっても過言ではない.
このようなガイドライン的なものは,2~3年ごとの定期的な改訂が求められる.本書は,第4版であり,10年間に4版を重ねているということは,まさに,それを実践しているといっても過言ではない.
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