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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻13号

2008年12月発行

文献概要

特集 目でみる診療基本手技 基本的な臨床検査

血液型検査と交差適合試験

著者: 比留間潔1

所属機関: 1比留間医院

ページ範囲:P.34 - P.39

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ポイント

 輸血用血液を輸血するときは,緊急時などの特別な場合を除き,患者の血液型検査を行ったうえで,不規則抗体検査および交差適合試験を行うのが基本である.これらの輸血検査を正確に行うためには,一定の経験と知識が必要である.したがって,輸血検査は正確な技術と知識を有する検査技師が行うべきであり,検査に不馴れな医師はなるべく行わないほうがよい.輸血が必要になった緊急患者の場合では,なおさら医師は輸血検査より患者の診療に専念すべきである.

 しかし,わが国では残念ながらいまだに医師が輸血検査を行わざるをえない場合があるので,本稿では安全な輸血を行うための血液型検査および交差適合試験の意義と方法について解説する.

参考文献

1)厚生労働省(編):血液製剤の使用にあたって,第3版.じほう,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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