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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻13号

2008年12月発行

文献概要

特集 目でみる診療基本手技 基本的な臨床検査

グラム染色

著者: 藤本卓司1

所属機関: 1市立堺病院総合内科

ページ範囲:P.40 - P.44

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ポイント

●グラム染色は,臨床医にとって“必須の基本技能”である.

●グラム染色は待ち時間のない“流れ作業”であり,ほんの数分で行うことができる.

●喀痰や膿の場合,綿棒あるいは爪楊枝を用いて“薄く膜状に塗抹”することがコツである.

●染色液の接触時間は“10秒”と短くてよく,火炎固定もたいてい省略して構わない.

●鏡検では,異なる複数の視野で同じ判断に至る“再現性”が重要である.

●医師“みずから染色・鏡検”すれば,数カ月で技能レベルはプラトーに達する.

参考文献

1)藤本卓司:感染症レジデントマニュアル.医学書院,2004
2)Gardner P, et al:Manual of Acute Bacterial Infections, 2nd ed. Little Brown & Co, Boston, 1984
3)Betts RF, et al:Reese and Betts' A Practical Approach to Infectious Disease, 5th ed. Lippincott Williams & Wilkins, Philadelphia, 2003
4)Mandell GL, et al:Principles and Practice of Infectious Diseases, 6th ed. Elsevier Churchill Livingstone, Philadelphia, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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