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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻13号

2008年12月発行

特集 目でみる診療基本手技

救急手技 二次救命処置

心肺蘇生時に必要な手技と知識―電気ショック(除細動)・ペーシング

著者: 安宅啓二1 平野玲二2

所属機関: 1住友病院心臓血管外科 2住友病院臨床工学科

ページ範囲:P.293 - P.299

文献概要

電気ショック(除細動)


 異常な細動や頻拍を生じた心臓に,大量の電気エネルギーを通電すると,心臓全体が一度に脱分極し,静止状態となる.その後,高位の調律(洞調律など)が出現し,心拍を復帰させることができる.電気ショック(除細動)とはそのための処置であり,自動体外除細動器(automated external defibrillator:AED)あるいはマニュアル除細動器が使用される.AEDについてはすでに別稿で述べられているため,ここではマニュアル除細動器での手技について解説する.

参考文献

1)日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会(編):救急蘇生法の指針―医療従事者用,改訂3版.へるす出版,pp45-72,2007
2)日本蘇生協議会,他(監修):AHA心肺蘇生と救急心血管治療のためのガイドライン2005(日本語版).中山書店,pp44-65,2006
3)ERC:Advanced Life Support, 5th ed. European Resuscitation Council, pp75-84, 2006
4)西本泰久,小林正直,石見 拓(監修):ACLS大阪二次救命処置コースガイド.大阪府医師会,pp46-55,2007
5)杉本 壽,平出 敦(監修):ALS―写真と動画でわかる二次救命処置.学研,pp38-43,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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