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特集 目でみる診療基本手技 救急手技 内科医に必要な救急処置
急性中毒の治療
著者: 千葉拓世1 林寛之1
所属機関: 1福井県立病院救急部
ページ範囲:P.306 - P.313
文献購入ページに移動 中毒は救急外来にてよく遭遇する病態である.たばこや洗剤を誤って飲んでしまった子ども,死にたいと睡眠薬を大量に内服する若者,インスリンを打ってご飯を食べ忘れたお年寄りまでどんな年代の人にも起こりうる.すべてのものにはある一定の量を超えると毒性がある.それだけに,症状も多彩であり,ときに診断が困難なこともある.原因不明の意識障害,痙攣,徐脈,頻脈,下痢,嘔吐,低体温,高体温などにおいては中毒の可能性を探ることが診断につながることがある(表1).そのため,中毒の初期治療および診断的アプローチについて知っておくことは非常に大切となる.
参考文献
1)American Academy of Clinical Toxicology, European Association of Poisons Centres and Clinical Toxicologists:Position Statements. http://www.clintox.org/Pos Statements/Intro.html
2)日本中毒学会:急性中毒の標準治療.http://jsct.umin.jp/
3)Mokhlesi B, et al:Adult Toxicology in Critical Care Part1;General approach to the intoxicated patients. Chest 123:577-592, 2003
4)相馬一亥:イラスト&チャートでみる急性中毒診療ハンドブック.医学書院,2005
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