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特集 目でみる診療基本手技 救急手技 内科医に必要な救急処置
内科医のための眼科救急
著者: 茨木信博1
所属機関: 1自治医科大学眼科
ページ範囲:P.336 - P.341
文献購入ページに移動 本稿は内科医のための眼科救急について,その基本手技を中心に解説を行うことが目的であるが,対象となる症例の状況,ここでいう内科医のおかれた立場によって,その対応は大いに異なる.例えば,午前中の内科外来に急に目が痛くなったという,高血圧で通院中の患者が来たとしよう.その内科が総合病院の内科であれば,すぐに病院内の眼科にコンサルトをかけるのが一番の救急対応であろう.もし,山間の村にあるへき地診療所であるならば,あるいは都会であっても夜間当直の時間に眼科救急の患者が来院したならば,やみくもに受診まで数時間かかる眼科医を紹介する前に,あるいは帰宅就寝しているであろう眼科医を呼び出す前に,何らかの処置をすれば事足りるかもしれない.ここでは,眼科救急におけるプライマリ・ケアを行う状況であることを前提に解説を進める.
参考文献
1)深道義尚(編):眼科救急処置マニュアル.診断と治療社,1992
2)丸山敏夫,他(編):眼科診療プラクティス32;眼疾患診療ガイド.文光堂,1997
3)丸山敏夫,他(編):眼科診療プラクティス15;眼科救急ガイドブック.文光堂,1995
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