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今月の主題 しびれと痛み 患者の“何か変な感じ”をどう受け止め,応じていくか 診察場面のしびれ・痛み 【しびれ・痛みの評価法】
しびれ・痛みの定量的知覚試験
著者: 島村めぐみ1 黒岩義之2
所属機関: 1横浜市立大学医学部附属市民総合医療センター神経内科 2横浜市立大学医学部神経内科
ページ範囲:P.232 - P.235
文献購入ページに移動●一般に,しびれ・痛みの客観的定量的評価は困難である.
●ニューロメーターを用いた神経電流知覚閾値の測定は簡便で非侵襲的でありながら高い再現性をもち,神経伝導検査で不可能な小径有髄線維や無髄線維の障害を検出することが可能である.
●同一神経束内の神経線維を選択的に評価することが可能である.
●初期の末梢神経障害で認められる知覚過敏を検出できることが,画期的である.
●知覚閾値を定量化することで,治療評価や患者間の比較が可能である.
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