文献詳細
今月の主題 しびれと痛み 患者の“何か変な感じ”をどう受け止め,応じていくか
診察場面のしびれ・痛み 【しびれ・痛みの補助診断法】
文献概要
ポイント
●脳病変の検出にはMRI,特に拡散強調像が有用である.
●多発性硬化症では脳室周囲白質,脳梁下面に病変が多発する.
●梗塞,脱髄,血管炎など鑑別は多いが,画像は類似しており臨床症状を含めた総合的な診断が必要である.
●頭蓋底転移,椎間板炎など悪性腫瘍や炎症も見逃さないように注意が必要である.
●脳病変の検出にはMRI,特に拡散強調像が有用である.
●多発性硬化症では脳室周囲白質,脳梁下面に病変が多発する.
●梗塞,脱髄,血管炎など鑑別は多いが,画像は類似しており臨床症状を含めた総合的な診断が必要である.
●頭蓋底転移,椎間板炎など悪性腫瘍や炎症も見逃さないように注意が必要である.
参考文献
1)礒野 理:手口感覚症候群.別冊日本臨牀,領域別症候群シリーズ26,神経症候群I:353-355,1999
2)Butman JA, Frank JA:Overview of imaging in multiple sclerosis and white matter disease. Neuroimaging Clin N Am 10:669-688, 2000
3)徳丸阿耶:自己免疫疾患における中枢神経病変―MRIを中心に.臨放 50:480-490,2005
4)Bar-Ziv J, Slasky BS:CT imaging of mental nerve neuropathy;The numb chin syndrome. AJR 168:371-376, 1997
掲載誌情報