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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻2号

2008年02月発行

文献概要

今月の主題 しびれと痛み 患者の“何か変な感じ”をどう受け止め,応じていくか しびれ・痛み診療の実践

クリニックで診ていけるしびれ・痛み

著者: 内山富士雄1

所属機関: 1内山クリニック

ページ範囲:P.245 - P.249

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ポイント

●絞扼性・圧迫性ニューロパチーの軽~中等症例は,プライマリ・ケア医が診続けることで不必要な専門医コンサルテーションを回避できる.ただし,脳卒中や坐骨神経痛などとの鑑別には注意を要する.

●心因性/原因不明のしびれ・痛みの患者は,根気よくかかりつけ医として診続けることが求められる.共感的な対応,専門他科との過不足ない連携などがポイントとなる.

●精神科医,診療内科医の選択枝が少ない地域では,心因性の患者のよりどころはプライマリ・ケア医である.

参考文献

1)廣谷速人:しびれと痛み 末梢神経絞扼障害,金原書店,1997
2)Dawson DM, et al:Entrapment Neuropathies, 3rd ed, Little, Brown & Co, Boston, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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