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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻2号

2008年02月発行

文献概要

今月の主題 しびれと痛み 患者の“何か変な感じ”をどう受け止め,応じていくか しびれ・痛み診療の実践

腰椎疾患によるしびれ・痛みをどう診るか

著者: 藤村祥一1

所属機関: 1独立行政法人国立病院機構相模原病院整形外科

ページ範囲:P.263 - P.267

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ポイント

●腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症は,疼痛としびれをきたす代表的な腰椎変性性疾患である.

●腰椎椎間板ヘルニアは,単根性障害で疼痛を主訴とする片側愁訴が多い.

●腰部脊柱管狭窄症は,多根性障害でしびれを主訴とする両側愁訴が多い.

●腰椎疾患による痛みとしびれの診療には,疾患別の病態,臨床像,診断基準,治療方針などに精通することが重要である.

参考文献

1)藤村祥一・他:上位腰椎椎間板ヘルニアの神経症状.臨整外 22:461-469,1987
2)藤村祥一:単椎間障害──ヘルニア,鈴木信正,中原進之介,野原 裕(編):腰椎変性疾患,pp54-61,メジカルビュー社,2004
3)日本整形外科学会診療ガイドライン委員会,腰椎椎間板ヘルニアガイドライン策定委員会,厚生労働省医療技術評価総合研究事業腰椎椎間板ヘルニアのガイドライン作成班(編):腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン,南江堂,2005
4)Arnoldi CC, et al:Lumbar spinal stenosis and nerve root entrapment syndromes;Definition and classification. Clin Orthop 115:4-5,1976
5)菊地臣一:腰部脊柱管狭窄と下肢閉塞性動脈硬化症──鑑別診断と保存療法.日整会誌 68:1011-1016,1994

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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