icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina45巻2号

2008年02月発行

文献概要

今月の主題 しびれと痛み 患者の“何か変な感じ”をどう受け止め,応じていくか しびれ・痛み診療の実践

がん性疼痛としびれ―薬物療法の手順

著者: 国兼浩嗣1

所属機関: 1横浜市立市民病院緩和ケア科

ページ範囲:P.280 - P.281

文献購入ページに移動
ポイント

●がんによる疼痛の機序はさまざまで,「しびれ」と表現される痛みがある.

●腫瘍による神経の圧迫・障害で起こる痛みを神経因性疼痛と総称し,しびれも一つの症状である.

●がん性疼痛の治療として,NSAIDsより開始し,痛みの程度に応じてモルヒネなどのオピオイドを追加するWHO方式が用いられる.

●神経因性疼痛に対してはオピオイドが効きにくい場合があり,鎮痛補助薬が併用される.

参考文献

1)World Health organization:Cancer pain relief, 2nd ed, with a guide to opioid availability, 1996[武田文和(訳):がんの痛みからの解放.第2版,金原出版,東京,1996]
2)日本緩和医療学会がん疼痛治療ガイドライン作成委員会(編):Evidence-Based Medicineに則ったがん疼痛治療ガイドライン.真興交易医書出版部,東京,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?