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文献概要
今月の主題 しびれと痛み 患者の“何か変な感じ”をどう受け止め,応じていくか しびれ・痛み診療の実践
がん性疼痛としびれ―薬物療法の手順
著者: 国兼浩嗣1
所属機関: 1横浜市立市民病院緩和ケア科
ページ範囲:P.280 - P.281
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●がんによる疼痛の機序はさまざまで,「しびれ」と表現される痛みがある.
●腫瘍による神経の圧迫・障害で起こる痛みを神経因性疼痛と総称し,しびれも一つの症状である.
●がん性疼痛の治療として,NSAIDsより開始し,痛みの程度に応じてモルヒネなどのオピオイドを追加するWHO方式が用いられる.
●神経因性疼痛に対してはオピオイドが効きにくい場合があり,鎮痛補助薬が併用される.
●がんによる疼痛の機序はさまざまで,「しびれ」と表現される痛みがある.
●腫瘍による神経の圧迫・障害で起こる痛みを神経因性疼痛と総称し,しびれも一つの症状である.
●がん性疼痛の治療として,NSAIDsより開始し,痛みの程度に応じてモルヒネなどのオピオイドを追加するWHO方式が用いられる.
●神経因性疼痛に対してはオピオイドが効きにくい場合があり,鎮痛補助薬が併用される.
参考文献
1)World Health organization:Cancer pain relief, 2nd ed, with a guide to opioid availability, 1996[武田文和(訳):がんの痛みからの解放.第2版,金原出版,東京,1996]
2)日本緩和医療学会がん疼痛治療ガイドライン作成委員会(編):Evidence-Based Medicineに則ったがん疼痛治療ガイドライン.真興交易医書出版部,東京,2000
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