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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻2号

2008年02月発行

文献概要

今月の主題 しびれと痛み 患者の“何か変な感じ”をどう受け止め,応じていくか 専門医はここが違う:鉄人のTIPS

器質性vs心因性―迷うしびれ・痛みに遭遇したら

著者: 野村英樹1

所属機関: 1金沢大学医学部附属病院総合診療部・総合診療内科

ページ範囲:P.322 - P.325

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ポイント

●「痛み」には侵害受容,痛み知覚,苦悩,疼痛行動の4層の構造があり(PAI-Nモデル),それぞれに把握する必要がある.

●「痛みの知覚」は,苦悩や疼痛行動により強く影響を受けることがあるが,虚偽性障害ないし詐病以外のすべての患者は本当に「痛み」を知覚している.

●特に慢性の「痛み」患者に対しては,苦悩および疼痛行動への対処が必要である.

参考文献

1)Loeser JD:Concepts of pain. In:Stanton-Hicks M, Boas R (eds):Chronic low back pain. pp145-148, Raven Press, New York, 1982
2)野村英樹,小泉順二:症例から学ぶクリニカル・ルール──10年以上続く腰痛を訴えて来院した46歳女性.JIM 12:44-48,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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