文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医が診る骨粗鬆症 防げる骨折を防ぐための骨粗鬆症診療 総論
骨粗鬆症のとらえ方―あなたは骨粗鬆症を見過ごしている
著者: 太田博明1
所属機関: 1東京女子医科大学産婦人科学教室
ページ範囲:P.396 - P.400
文献購入ページに移動ポイント
●骨粗鬆症の治療目的は骨密度の増加ではなく,脆弱性骨折を防止することにある.
●骨粗鬆症やその合併症である骨折によって腰背痛が生じる場合があることをよく認識しておく必要がある.
●症状がなく,リスクがなくても健診などで自分の骨量を知っておく必要がある.
●骨粗鬆症の治療目的は骨密度の増加ではなく,脆弱性骨折を防止することにある.
●骨粗鬆症やその合併症である骨折によって腰背痛が生じる場合があることをよく認識しておく必要がある.
●症状がなく,リスクがなくても健診などで自分の骨量を知っておく必要がある.
参考文献
1)Consensus Development Conference:Prophylaxis and treatment of osteoporosis. Am J Med 90:107-110, 1991
2)NIH Consensus Development Panel:Osteoporosis prevention, diagnosis, and therapy. JAMA 285:785-795, 2001
3)Delmas PD, et al:Underdiagnosis of vertebral fractures is a worldwide problem;The IMPACT study. J Bone Miner Res 20:557-563, 2005
4)Newman ED, et al:Osteoporosis disease management in a rural health care population;Hip fracture reduction and reduced costs in postmenopausal women after 5 years. Osteoporos Int 14:146-151, 2003
5)Jaglal SB, et al:Population trends in BMD testing, treatment, and hip and wrist fracture rates;Are the hip fracture projections wrong? J Bone Miner Res Jun 20:898-905, 2005
掲載誌情報