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文献詳細

雑誌文献

medicina45巻3号

2008年03月発行

文献概要

今月の主題 内科医が診る骨粗鬆症 防げる骨折を防ぐための骨粗鬆症診療 診断

ステロイド使用患者における骨粗鬆症対策

著者: 田中郁子1 大島久二2

所属機関: 1藤田保健衛生大学医学部臨床検査部 2独立行政法人東京医療センター膠原病内科

ページ範囲:P.445 - P.449

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ポイント

●ステロイド投与時には,少量であっても骨折リスクが存在する.

●ステロイド性骨粗鬆症では,高い骨量であっても骨折が惹起される場合がある.

●本邦のガイドラインではビスフォスフォネート製剤が第一選択薬である.

●ステロイド性骨粗鬆症の治療中止時期は個々の症例ごとに対応する.

参考文献

1)The Subcommittee to Study Diagnostic Criteria for Glucocorticoid-induced Osteoporosis:Guidelines on the management and treatment of glucocorticoid-induced osteoporosis (2004). J Bone Miner Metab 23:105-109, 2005
2)van Staa TP, et al:Use of oral corticosteroids and risk of fractures. Jpn Bone Miner Res 15:993-1000, 2000
3)田中郁子,大島久二:ステロイド性骨粗鬆症の診断と治療に関する縦断的検討―診断・治療指針への予備的検討.Osteoporos Jpn 11:11-14,2003
4)van Staa TP, Leufkens HG, Cooper C:The epidemiology of corticosteroid-induced osteoporosis;A meta-analysis. Osteoporos Int 13:777-787, 2002
5)田中郁子,玉置繁憲,大島久二:ステロイド性骨粗鬆症の管理と治療のガイドラインの妥当性に関する検討―関節リウマチを中心に.第9回日本骨粗鬆症学会,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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