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今月の主題 内科医が診る骨粗鬆症 防げる骨折を防ぐための骨粗鬆症診療 診断
骨代謝マーカーの活用方法
著者: 茶木修1
所属機関: 1横浜市立大学大学院医学研究科生殖生育病態医学講座
ページ範囲:P.450 - P.455
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●骨代謝マーカーは測定時の骨代謝の状態を表すだけでなく,将来の骨量減少や骨折のリスクを予測できる.
●同一患者で繰り返し測定する場合には,できるだけ同じ時刻に測定することが望ましい.
●治療効果の判定には閉経後女性における日内変動の2倍の値,最小有意変化(minimum significant change:MSC)以上の低下をもって効果ありと判定する.
●健康保険上,骨代謝マーカーの測定は治療開始前に1回,治療効果判定は6カ月以内に1回しか認められていない.
●骨代謝マーカーは測定時の骨代謝の状態を表すだけでなく,将来の骨量減少や骨折のリスクを予測できる.
●同一患者で繰り返し測定する場合には,できるだけ同じ時刻に測定することが望ましい.
●治療効果の判定には閉経後女性における日内変動の2倍の値,最小有意変化(minimum significant change:MSC)以上の低下をもって効果ありと判定する.
●健康保険上,骨代謝マーカーの測定は治療開始前に1回,治療効果判定は6カ月以内に1回しか認められていない.
参考文献
1)Chaki O, et al:The predictive value of biochemical markers of bone turnover for bone mineral density in postmenopausal Japanese women. J Bone Miner Res 15:1398-1404, 2000
2)Garnero P, et al:Biochemical markers of bone turnover, endogenous hormones and the risk of fractures in postmenopausal women;The OFELY study. J Bone Miner Res 15:1526-1536, 2000
3)Hochberg MC, et al:Changes in bone density and turnover explain the reduction in incidence of nonvertebral fractures that occur during treatment with antiresorptive agents. J Clin Endocrinol Metab 87:1586-1592, 2002
4)骨粗鬆症診療における骨代謝マーカーの適正使用に関する指針検討委員会:骨粗鬆症診療における骨代謝マーカーの適正使用ガイドライン(2004年版).Osteoporos Jpn 12:191-204,2004
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